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2003年11月26日『17年前の日航墜落事故ともうひとつの悲劇御巣鷹山とクライマーズハイ』
まだ私が結婚する前の日本最大の飛行機事故だった。
記憶は、お盆の最中だったので、ずっとテレビを見ていた。それが17年前だった。
今年の夏に、新聞で見たもうひとつの御巣鷹山の悲劇は
520人が犠牲になったあの日航の事故機は、7年前に滑走路に胴体をこすりつけ修理していた。
それが原因で、その修理部分から亀裂が入り、御巣鷹山の事故がおきた。
修理の検査に当たっていた人が、いろいろ調べてもおかしい所もなかったのでOKサインをだして、
飛行機は動きはじめていきました。
でも、修理にはミスがあり、それを検査官は見つけられなかった。
ずっと、検査官は取調べを受けていて、別に悪い所もないのだが、「刑事が机をドンとたたいて、
『520人もの人が死んで、それでも責任がないと考えるのか』と言われた」ショックから、その夜
農薬を飲んで、自殺した。
定年になる2年前に仕事もやめて、責任をとらされともささやかれた。
こんな記事を新聞で読み、別の悲劇があったことを知った。
そして、「新聞記者の目から見た御巣鷹山の1週間」
こんな見出しの「クライマーズハイ」という本をどうしても読みたくて買った。
本にはどんどんのめりこみあっという間に読み終えた。
たぶん目線は全然違うかもしれない。
でも、こんな生き方をしてる人もいると感じたことは確かだった。
まるで、ごく最近の事故のように頭の中に御巣鷹山の様子が伝わってきた。
新聞記者のどろぬま的な葛藤やプライドも細かくかかれていた。
最後にホッとする部分があり、心が緩やかになる。
息子に御巣鷹山の日航墜落のことを知ってるかと聞いてみた。
よくわからないけど、「慰霊登山とかやってるやつでしょ。」
まだ生まれてなかった息子でも御巣鷹山といえば、すごい事故だったことを感じるらしい。
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